【釣果報告】東京・埼玉から30分!ほぼ手ぶら千葉で夏の夜テナガを食べてみた!

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数日前の深夜、友人から連絡が入った。内容を要約すると「仕事の後テナガエビ食いに行こう」とのこと。

なるほどなるほどそれは行きますよ!海老好きだもん。甲殻類大好きだもん。

高級料理の食材として「スカンピ」とか言って使っちゃうしね!と、思ってよく調べたら高級なのは赤座海老(アカザエビ)という完全なる別種らしいです。僕が今回釣るのはただのエビ。とはいえ小さくてもエビはエビ。手だけはやたらと長いしね!

今回の釣りでとても素敵なのは、用意した道具がほぼ手ぶらに近いというところ。
ちなみに今回は夏の夜に大人の釣り雰囲気を味わえる釣り方と、夏休みの子供気分を味わえる原始人釣法を紹介します。

というわけでガリボリうまかったり土掘ったりなんだりしてとってもとっても楽しかったので釣果報告。

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今回の釣りはこんなん

場所/条件

場所:松戸市内の川

時間:19:00~22:00頃

天候:晴れ

釣り方

夏の夜に大人の釣り気分を味わえる脈釣り

■竿
短い1m~1.8mの延べ竿・無ければ適当な短いリールロッド(巻き上げは行わない)

■仕掛け
道糸:ナイロン0.8~1号
ハリス止め:小さいものから中くらいのものなら何でも良い
ハリス:ナイロン0.6~0.8号 or 0.8号道糸に直付けでも良い。その場合ハリス止めもいらない。
オモリ:がん玉・ジンタン・噛み潰し・板オモリ 等水流に合わせて流されて浮かない重さにする
針:エビ針・狐針スレ・袖針スレ・ハゼ針 等
テナガエビの場合どの針でもスレ針を使わないと外しにくいのと雑魚だから外したときのダメージですぐ死んでしまう。サイズは本当はタナゴ針とかが理想だけれど、夜は餌が付けられずイライラするので、指でつまんで扱える大きさにしないとストレス満載の釣りになってしまう。
オプション:一番小さいケミホタルを針の数センチ上につけると手元で当たりを取ったり聞き合わせする前に色々余裕が出来るのでおススメ!

■餌
掘ったミミズの輪切りとか糸ミミズとか小さめのもの

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糸と針だけでOK!面倒臭がりにも向いている!夏休みの子供気分を味わえる無邪気釣法

■竿
その辺の木の枝、割りばし

■仕掛け
道糸:ナイロン0.8~1号
オモリ:がん玉・ジンタン・噛み潰し・板オモリ 等水流に合わせて流されて浮かない重さにする
針:エビ針・狐針スレ・袖針スレ・ハゼ針 等 針は道糸に直付けしてしまおう。

■餌
掘ったミミズの輪切りとか糸ミミズとか小さめのものとか

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針だけでおk!面倒臭がりにも向いている!夏休みの子供気分を味わえる原始人釣法

■竿
その辺の木の枝、割りばし

■仕掛け
道糸:タコ糸・縫い糸
オモリ:石
針:適当な針を使う場合はとにかく縛ろう。
テナガエビの手・口の力に頼っても良い。ただ10匹中9匹は確実にバラすはず。
また、タコ糸を用意できる時間があれば100均の一番小さな針と糸を買えと言いたいところだが、これはこれで楽しいかもしれない。

■餌
掘ったミミズとかものすごく細くしたスルメとか

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千葉で釣ってみた

松戸に行ってみた

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なんというかもう、良い意味で田舎である。都内からほんのちょっと走ればついてしまう所にこんな素敵な場所があったとは。この雰囲気だけで何回も来てみたくなる場所だ。

本当にいたよテナガエビ

事前に調べたところ夜のテナガはライトで照らしても逃げないらしい。そこで、実際に水中にライトを向けてみたところ、なんと何匹もの大型エビが川底を普通に歩いているではないですか!僕の目にはもはや足の生えた動く唐揚げネタにしか見えない状況だ。夜行性は本当に夜行性であることを確かめることが出来た。

そして早速準備開始。僕は180cmの延べ竿、同行者は適当なバスロッドを用意して来た。

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餌は現地採取

準備が終わったら、今回のお楽しみのメインと言っても過言ではないであろうミミズ掘りを開始。

以前いたと聞いた場所には全くいなかったが、数メートル移動し下が土になっている草を開けて少し掘ってみたところ、出るわ出るわのミミズパーティーである。

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大サイズばかりであったので輪切りにして使うことを考えると1匹あたり10投以上使えそうだ。その為、15匹程度捕獲してワクワクミミズ掘り大会は終了した。

ちなみに、掘った穴はそのままにしておくと景観が悪くなったり色々と迷惑がかかるので最後に埋め戻し最初の状態に戻した。

いざ実釣

餌も用意できたので早速テナガエビ釣りを開始。

で、早速それぞれ好きな川岸へ陣取り、餌を優しく川底に置こうとしたところ、流れが速すぎて輪切りのミミズがブルんブルんと家電量販店の扇風機のピラピラのようになってしまった。

これでは全く釣りにならないので、気を取り直して浅く流れの少ない大き目の岩の影を狙うことにした。

すると、家の中でじっとしていたであろう者や、その辺をせわしなく餌探ししていた者達が一瞬で僕のミミズ目がけて大盛り上がりになってしまった。

さて、実はこちらが準備してる間、既に同行者は数匹を釣り上げていた。これは負けてられるかいと気合を入れて釣りを開始したのだが、投入と同時にあっさり釣れてしまった。

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合わせが結構難しい

数匹釣っていてとても感じたことが「合わせの難しさ」だ。これはもう合わせというより「待つことの難しさ」に尽きると思う。

アタリがあるとケミホタルが動いたり糸が更に張ったり色々起こるのだが、実はこれは前アタリであることが殆どで、ここで合わせると9割型バラしてしまう。ではどこで合わせれば良いかというと、テナガエビは餌をつかんだら落ち着く場所まで運んで食べるらしく、これが本当たりになる。

これは、幼少の頃より落ち着きの無い僕にとって苦行そのものだったが、なんとか自分に言い聞かせて3回中1回は本当たりをとることが出来るようになった。

ここからペースは上がらないものの5分から10分に1匹は釣ることができ、1~2時間経ったところで終了。結果は満足のいくものになった。

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ちなみに同行者はたまにナマズやフナやらも釣れていたようだ。

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千葉のテナガエビを食してみた

今回の本来の目的である「エビを食おう」について食レポしちゃおう。

実は本当に申し訳ないことに、この近所に住んでいる知人の実家で泥抜きから調理まで全てしてもらってしまった。次は自分でやろう。

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からからに上がったテナガエビは真っ赤になり、そのままでもボリボリ食べることが出来る。更に塩やらレモン汁やらで普通の料理になってしまった。ちなみにここのテナガエビは全く臭くなく美味しかった。

今回の釣果

種類
テナガエビ 数えてない
ナマズ
フナ
マハゼ

まとめ

夏の夜に少し風が吹けば、情緒溢れる楽しい釣りになることは間違いない。また、夜行性のテナガエビは夜になると大型が徘徊しているが、日中でも釣ろうと思えば岩の影などに落とすことで釣れるので、ファミリーでも楽しめるワクワク度満載な釣りだった。

それと、今回食べたテナガエビはとても美味しく、本来南関東の下流(特に水路)で捕れた魚をネタ以外でほぼ口にしない僕でも、これなら1~2年に一度は釣って食べても満足できることがよくわかった。

誰にでも何使ってでも釣れるこの釣りは釣り初心者の親子にも是非おススメしたい。