【昆虫採集】初心者が関東・都内近郊でクワガタを捕まえてみたら結構取れた。取り方や時間帯は?

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実際にクワガタを探してみた

それでは、前ページのことを踏まえて実際にクワガタを探しにいってみたので、そのときの様子を報告します!

場所/条件

場所:埼玉県某所

時間:19:00 ~ 20:30

天候:晴れ

日中にクワガタがいそうな場所を見つける

僕は大人なので、今回はクワガタを見つけやすい夜に探すことにしました。

しかし、夜になってからでは周囲も見えなくなってしまい、樹液がでている場所を探す時間が勿体無いので、予め明るいうちにポイントの下見をしておきます。また、趣味ごときで怪我をしたくないので、危険な箇所がないかもチェックしておきます。我ながらなんという大人な振る舞いでしょうか。それにしてもワクワクが抑えられません。早くクワガタ取りたいよどうしよう!!!

それでは早速行ってみましょう!

はやる気持ちを抑えて出発すること30分、カブトムシゼリー臭ぷんぷんのクワガタポイントにつきました。ここにはクヌギやコナラが数本生えています。

そして、平日の日中に大人がふらふらと怪しく木をチェックしながら歩くこと数分、頭上でブンブンと羽音が聞こえてきました。

樹液に集まるカナブンやチョウ

おや・・・カナブンですね。それに低い位置には蝶や蛾、スズメバチもいます。

樹液に集まるスズメバチとサトキマダラヒカゲ?やコムラサキ?

樹液に群がっているのでしょうか。スズメバチを刺激するのは危ないので、樹液ポイントとして脳内メモだけしてここは静かに移動します。

こんな感じで、樹液ポイントを探すこと15分ほど。今回は8か所の樹液ポイントを見つけることができました。日中の作業はこのくらいにして、ひとまず退散します。夜にはこの場所にクワガタがいることを期待して、また陽が落ちた頃にくることにしましょう。

夜にクワガタを探した結果

あっという間に夜になりました。いよいよドキドキワクワクのクワガタ探しです。果たして日中に見つけたポイントに本当にクワガタは来ているのでしょうか。

ライトで住宅などを照らしてしまい迷惑をかけることのないように注意しながら、1か所ずつ樹液ポイントを周ってみました。

まずは第一ポイントとなる木をライトで照らします。おや・・・?何か黒いものがくっついています。

コクワガタ先輩です。メス1匹にオスが2匹群れております。人気女子の奪い合いといったところでしょうか。とりあえず捕ります。

ライトに驚きウロチョロするクワガタ

開始5分で早くもクワガタをゲットできてしまったので、調子にのりつつ次のポイントへ移ります。あ、また黒い影・・今度は高いところにクワガタがいました。とりあえず虫取り網で突つこうとしたのですが全く届かず網をフリフリしていると、何故か自ら勝手に落ちて網に入りました。

すでに4匹のクワガタをゲットしたので、ここから先はもう適当に探すことにしました。

適当に探してもいるときにはいることを思い知りました。

クワガタ探し2日目

見出しから容易に想像できるとは思うのですが、1日目の結果に調子にノリ2日目も探しに行きました。探す過程は1日目と全く同じなので、結果だけお伝えします。

いるところにはいるものですね。

ちなみに、最後には今回採取したクワガタたちのほとんどをもとの場所へ戻し、形の良いものだけ数匹残すことにしました。

今回のクワガタ採集の結果

種類
コクワガタ24匹
※途中で返したものもカウントしています

まとめ

都内から30分程度の場所にもクワガタは生息している。

今回のクワガタ採集では沢山のクワガタを捕ることができ、条件さえ整えば、都内から30分程度の場所にもクワガタが生息していることがわかりました。

きっともう少し暑くなるころには、同じ場所にカブトムシも現れるでしょう。その際には、改めて記事で報告したいと思います。

クワガタを探すときに注意すること

実際にクワガタを探す際に、注意してほしいことがいくつかあります。これらは常識です。以下のような当たり前のことが守れないと、いずれその場所で捕れなくなったり、トラブルが必ず起きます。逆に守ることで、後々メリットとして返ってくることが沢山あります。

自然を人為的に破壊しない

虫を探す目的で木などを破壊しないようにしましょう。例えば木の皮の裏にクワガタを見つけても皮をはがさないようにすることで、また同じ場所にクワガタがやってくるといったメリットがあります。また、樹液を無理やり出すために木に傷つける人がいるようですが、そのようなダサいことはせず、木の傷はカミキリムシに任せましょう。

掘った場所は埋め戻す

これはクワガタではなく、カブトムシなどの幼虫を探すために地面を掘ったりすることもありますが、その穴をそのままにするようなダサいことはしないようにしましょう。穴にはまった子供の足が穴を掘ったその人の手によって折れます。

近隣に迷惑をかけない

クワガタがいる場所の近くに人が住んでいることもあります。そのような場所で大声を出したり、夜にライトを振り回したり、住宅を照らしたりしないようにしましょう。そこに住んでいる人にとってクワガタは関係ありません。自宅をライトで照らされている状況を想像してみてください。

子供だけで探さず、できれば大人もついていく

夜の野外はクワガタだけではなく、怪しい人がいることもあります。特にクワガタがいるような場所は暗く、人の目があまり届かないような場所も多くあります。連れ去られても気づかれないような場所でもあります。また、危険な場所も多く大けがをして身動きが取れなくなっても、朝まで誰にも気づかれないというケースも考えられます。

虫取りは危険が沢山

クワガタがいるような場所には、街中であってもオオスズメバチやマムシ、ムカデなどの危険な生き物が沢山います。虫にもものすごく刺されます。また、木の根っこや落ち込み、岩などの危険な箇所もあるので、長袖や軍手などを身に付けるといった対策をすると、余計な怪我をしなくて済むかもしれません。

虫を取りすぎない

虫には限りがあります。クワガタからはクワガタしか生まれません。もちろん捕まえた虫を持ち帰って飼育することは良いと思いますが、乱獲するといずれ数は減ります。気持ちに余裕をもって、次の自分ためといった理由でも良いので、翌年また虫が増えていることを願い、取りすぎないようにしましょう。

自分で見つけた場所を大切にする

今回のようにクワガタが身近で取れるとは言っても、貴重な場所であることに変わりはありません。本記事で取っている様子は公開しましたが、どんなに聞かれても場所を教えることはしません。皆さんの足で見つけた場所を他人に気軽に教えて、話がまわりまわった先の人が、利益のために木を壊しクワガタを乱獲した結果、どうなるか想像してみてください。

自分の頭で考えながら、足を動かしてこのような場所を見つければ、自然と大切な場所の一つとなるでしょう。一か所でもクワガタがいる場所を見つければ、それまでに探しまわった場所も、楽しい思い出や知識の一つになっているはずですよ。

初心者なりにこれまでのようなことをお伝えしましたが、皆さんも是非安全に注意して、クワガタのいる場所探しを楽しんでみてくださいね。

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