うだるような厚さが続く日々、外は夏真っ盛りだ。引きこもりの僕にとってなんとも致命傷を追いそうな事態である。
しかし!!!!毎年夏になると僕の中の少年が顔を覗かせる。そう、今年も例によって僕の中の僕が!あの黒い6本足を求めてしまう!!
幸いなことに今日は平日だ。世の少年達が夏休みに入ってしまい、更には大人達まで休日ともなると、カブトムシどころかポイント周辺には懐中電灯を振り回すパリピだらけになってしまう。しかも肝心の獲物は0なんてこともよくある話。しかも、雨上がりの晴天ときたら樹液だくだく間違いなし。(な気がする)
これはもう、今日いくしかないでしょ!
きっかけは飼っていたカブトムシの羽化
昨年、ある人から貰って虫かごで乾燥気味に育てていたカブトムシの幼虫が、ふと見たところ羽化したてで羽を乾かしていた。
その後、オス2頭とメス1頭の合わせて3頭のカブトムシが羽化した。
そろそろこんな時期ということはきっと公園にもいるんだろうな、ということでカブトムシ捕り決行。
カブトムシを探すための準備と装備
- 虫除けスプレー・ハッカ油など
- これがないと蚊に刺されまくって辛いだけ。世の中には怖いダニ類等もいるらしいのでできるだけ防ごう。ちなみに虫除けスプレーは超協力なものもあるが、それだけ毒性が強い為、対象年齢が設定されているので、薬局等で購入する際はよく見てからにしよう。
- 長袖・長ズボン
- これもあったほうが良い。暑くても蚊にさされるよりマシだ。
- 長靴
- 公園といえど生い茂った箇所や、木の周囲は結構ガサガサしている為有ると快適に歩ける。
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- 虫かご、仕切りになったケース
- 今回は都合上虫かごを持っていくことにしたが、沢山のカブトムシやクワガタを同じ飼育ケースにまとめていれると、お互いに傷つけあってしまうことがあるため、捕まえに行く場合は仕切りになったケースが便利。カブトムシの場合は体高も有るため深めのケースにしよう。
- LED懐中電灯
- ヘッドライト式のライトを首にかけて使っている。電池は多めに用意しておいたほうが良い。
- ちなみに僕が使っているのはGENTOSのヘッドライト、照らせる範囲を絞ったり広げたりできる上、決行明るいので木まで近づかなくてもカブトムシが確認できる。
- スコップ
- その場の土を持って帰る場合や、色々なことに使える。
- 虫網
- 高い箇所にいる場合や、飛んでいるカブトムシを捕る場合に必要。また外灯の上まで届くような伸縮式の超長い虫網もある。後述にもあるが、今回はそんなロングな虫網を持ったベテランの方に助けてもらった。
- また、高い箇所にいるクワガタ捕りをする人なんかは釣りで使う玉網を代用する人もいるらしい。
今年も都内から30分のところでカブトムシを探してみた
場所/条件
場所:よく通ってるカブトムシの匂い(樹液)がする公園
時間:17時頃~19時まで
天候:晴れ・無風・前日の雨上がり
1箇所目のポイントを探す
ここはほとんどの場合、特定のクヌギだけにカブトムシがあつまっている場所。外灯はLEDのみで、紫外線の少ないLEDには虫がよってこないらしいのでスルー。
特定の木に直行しま・・・ああもう羽音が・・。
メス発見。
小さい敷地でポイントもかなり限定されていて少ないが人も少ない。また、時間的にも平日に仕事をしている世のお父さんたちは間に合わない為、確実に捕獲できる場所として最初に来ることにして正解だった。
このあと同じ木を探したが見つからず、1箇所目の場合いる木はほとんど決まっているので、無駄に蚊に刺されないようさっさと場所移動。
2箇所目のポイントを探す
2箇所目はクヌギやら何やらが混在している場所だが、人も多く結構な有名スポット。ここは外灯も旧式のモノばかりで、外灯周りに落ちていることもある。踏みつけないよう、また見落としが無いように電気で身長に足元を照らしながら探す。それにしても平日は人が少なくて快適だ。
さて、居るかな居るかな。
まずはメインの樹液ゾーンで2匹目捕獲。木の裏もくまなく探して3匹目捕獲。外灯の高い箇所に止まっているのを発見し、近くにいた伸縮式の網を持った人にとってもらい4匹目。
その他ポイントまでの移動で念の為懐中電灯を振り回したが、ドウガネブイブイとゴキブリとカミキリムシが多い。
で、そのまま道を戻りながら木の下の方の濡れている箇所を見つけては近づくことを繰り返して数匹発見、最後に地面に落ちているメスも拾って色々ゲットした。
飼うカブトムシを選ぶ
沢山飼っていても仕方ないし、メスを山程とってしまうとカブトムシが減ってしまうので、元の場所に戻すことにした。恐らく他の人がきたら居なくなって結果同じなのかもしれないが、雰囲気だけでも乱獲していない人ぶりたかったので、自分の気持ちために選定。
カブトムシはどこにいるの?
探せば案外近場にいるカブトムシ
今回のカブトムシ探しの舞台は、都内を出て30分~下道で45分程度のところ。
実はこんな近場にもカブトムシはいる。今回の場所の周囲ではあたりまえに存在しているようで、こういった地域の子供たちと話をするとわかるが、カブトムシを捕り慣れていると、クワガタにしか興味がなくなる子供が一定数いるようだ。
木の種類と匂いを覚える
明るい時間帯にカブトムシを見ることはあまりないが、地図や情報を駆使して色々な公園や神社等に出向いてみることが大切。1匹でも見つけられれば次回からは一生懸命探すことなく普通に見つけることができる。
また、樹液の匂いを覚えておくと、通りかかった場所でその匂いがした場合、もう一度夜きてみることでカブトムシがいるときもある。クヌギやコナラなどが有名だが、カブトムシがいない時間帯に葉っぱの種類も覚えて置くと大体いそうな場所はわかってくる。
まずは1匹目を見つけることが肝心なのかもしれない。
今年も虫取り楽しかった。ぶぶぶぶぶうん。