釣り初心者が沼津でカゴを投げてみた

20120702前回の記事では、せっかく西伊豆に行ったのにコマセ切れで終了という、非常に悔しい思いをした。

前回記事:初心者が西伊豆で小サバをサビキで釣ってみた

というわけで、悔しさを紛らわす為、友人を誘って夜中から沼津方面へ。

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今回の釣りはこんなん

場所と時間

沼津市 港の巨大堤防 当日6:00~8:00くらいまで

釣り方

即席カゴ釣り風サビキセット

竿
やっすいシーバスロッド
そのへんの釣り具屋で買った2000番リール
仕掛け
道糸:安売り300m巻ナイロン3号 200mもあれば十分
ウキ+スイベル:やっすい4号のよくあるオレンジのやつ・手持ちのウキスイベル
ウキ止め:ただの糸だったり、ゴムだったりするけど、結構重要。もしなければナイロン道糸でも切って内掛けの容量で巻きつければ良い。けど水で滑る。
天秤:クッション付きが良いらしいけど僕は適当な大き目のキス天秤
ハリス:ナイロン1号透明なやつ
針:適当な伊勢尼
錘とカゴ:今回は中通し錘3号+透明な安いロケットカゴ
さし餌:ボイルオキアミL~LL
コマセ用:アミエビブロックとか適当なの1キロ+配合餌

沼津の港の巨大防波堤でカゴ釣り風何かをしてみた

沼津に到着

今回、沼津までの道のりは都内東側から東京IC経由で、大体3時間前後かかった。明け方4時頃について、眠すぎてしきりに「宿を取ろう」と言う友人を強引に説得。そのまま有名な巨大堤防へ、とりあえず偵察だけという名目で向かった。

堤防へ到着してみると、辺りはまだ暗いのに釣り人だらけ。それも経験豊富そうな貫禄のあるカゴ釣り師ばかりだ。こちらもテンションが上がり、早速準備開始。

ちなみに、いつだったかの台風で自宅のベランダに飛んできた「遠投カゴ釣り仕掛けセット」も、前回の釣行開始30秒で地球の一部になってしまい、すでに手元にはまともな仕掛けがない。だから、今回は手持ちの適当なよく見るオレンジのサビキセットについているような4号ウキでカゴ釣りもどきをやる。

いざ実釣

で、準備をさっさと終えたは良いが、カゴ釣りどころか釣り自体初心者なので、周りの見様見真似で投げてみた。そしてそのまま何度も投げたり回収したりと繰り返し30分程やってみたが、何も釣れない。ちなみに周りも釣れていないようだ。

ふと友人を見てみると、疲れで顔を青白くさせたまま、とりあえず渡しておいたミニ竿とブラクリを武器に、気が狂ったようにネンブツダイを爆釣していた。そして、釣れる度にニヤニヤしながらネンブツダイを僕の顔の目の前に差し出してくる。

この状況はなんとしても打破しなければいけない、とかなんとか必至で考えていると、友人が「俺にも投げさして、餌つけて」と言ってきた。

友人覚醒により何か釣れた

言われるがままカゴに餌をつめて渡すと、友人はなにかを悟ったかのように静かに竿を構えた。そして、友人はそのまま、「っしゃ!」と腹から声を発し、勢いよくカゴを投げた。

一瞬で隣のおじいちゃんに「どこ投げてんだ、真っ直ぐやれい馬鹿野郎!」って怒られた。

友人はちょっと照れながら謝っていた。

若干お祭りしかかっていたが、これ以上ひどい状況にならない様、慎重に仕掛けを回収していくと、なんか沖で跳ねている。あれ、俺らのラインっぽい。ってなって急いで寄せてきた。

シイラだった。

20120702_001 僕は間髪いれず、隣のおじいちゃんに聞こえるように、「なーんだそうゆうことかああ」って大声で言って、力業でお祭りした理由を、なにも罪のないシイラに転嫁した。

友人は魚が釣れたことにより、目が覚めたようで、釣れた魚もろくに見ずに早速2投目を投げていた。それを見た隣のおじいちゃんは「うまくなったじゃねえか」と、たったの2投目を、さも長年育てたかの如く褒めていた。嬉しかった。

シイラの写真を撮ったりなんだりしていると、また友人に何かがヒットしたようだ。

そして何故か僕が竿を交代して、急いで回収したところ、ヤガラだった。そして足元で盛大にバラしてしまった。決して悔しかったから嫌がらせをしたわけではない。本当に。

それからしばらく続けたが、竿3本くらいのタナでマメアジが一匹釣れただけだった。ちなみに、タナをそれっぽく言ってみたが、自分のシーバスロッドの長さは覚えていないので、雰囲気だけだ。

そんなこんなで、BOSEだけはなんとか逃れたので、日も高くなってきたところで納竿。

結局伊豆観光が一番楽しかった

20120702_002

その後、ドライブがてらに伊豆市まで足を伸ばし、不思議な村に寄ってゴロタ場で遊んだり、サザエだのなんだの食ったり飲んだりして、楽しんだ。その日一番幸せだった。

最後に、土肥の共同浴場「楠の湯」で汗を流してこの日を締めくくった。ちなみに大人400円で入れる。

なんだかんだで、とても充実した楽しい静岡遊びだった。

また来ようと思う。