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初心者が一眼レフ付属の安価な望遠レンズの便利さに気づいた5つの要素 – 背景をボカせる(2/5)
ボケの綺麗に出た写真はメリハリがあって好きだ。それと写真が下手クソな僕にとって背景のゴチャゴチャをボカシてシンプルにすることでごまかすことが出来る大きな手段の一つでもある。
で、この一般的にボケと呼ばれるものは「被写界深度」というピントを合わせた被写体の前後どこまでにピントが合うかというもので、ピントが合う範囲が狭いことを「被写界深度が浅い」、ピントが合う範囲が長いことを「被写界深度が深い」という。したがって、一般的にレンズは焦点距離が長い程被写界深度が浅くなるのでボケやすくなるワケだ。
ちなみに、もう一つボケを左右する要素として「絞り(F)」がある。これは写る光の明るさを設定する値で、値が低い程「像は明るく・被写界深度は浅く・甘く」なり、値が高い程「像は暗く・被写界深度が深く・シャープ」になる。
被写界深度には許容錯乱円とか小難しい日本語が色々関係しているんだけれど、結果だけで簡単に説明するとこういう感じになる。
というわけで、相当ざっくりとした説明にはなったが、実例はこんな感じ。ピントの合っていない写真も載せるが突っ込まないで欲しい。
付属の望遠ズームレンズで背景をボケさせて撮影してみた 実例
道に迷ったな・・おや?可愛いクマンバチがいるから撮影しておこう、だけど花だらけでゴチャゴチャしてハチがどこにいるかわからなくなりそうだな・・そうだ!望遠で撮影すれば背景はボケやすくなるしハチも逃げないしイイことばっかりだ!という例
上野に楽しそうなカエルの噴水があるな、撮影してブログに乗せたいけど後ろの通行人達が邪魔だな。モザイク処理するのも面倒くさいし・・。あ!そうだ!望遠で撮ればボケ安くなる上に、絞りも開放気味にして明るくすることで水の動きを止められる程シャッター速度を挙げられるし、ISOを上げなくても良いからノイズも出にくいし、尚且つ水だけにピントを合わせることで背景との差が出て水をわかりやすくできるな!良いことばかりだな!という例
というわけで、大して写真に興味のない僕みたいな人は安易にボカせば良いと思う。
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