数百円のコンパクト小物釣用のべ竿でメジナ釣ってみた

20120522こんにちは、破毛です。

つい先日、久々に青海でも行ってみようと気合を入れて出かけたものの、終始風やら雷やらがパーリーピーポーだった。その状況をなんとか乗り越え、仕掛けを完成させ釣りを開始しところ、何度海に仕掛けを放っても一瞬で風で戻ってきて、顔面に道糸がビタビタビタビタ!!って貼り付いて、もうヤダってなって帰ってきた。

そんなんで、青イソが丸ごと残ってしまった。いつもだと残った餌は海に捨ててしまうが、今回は丸ごと残ったので保管できないかと試みた。

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餌を活かす方法(5月版)

やることは簡単で、ちぎれたり傷ついたイソメは海に返し、元気なイソメだけ餌箱に残す。そのまま餌箱に濡れ雑巾をかけてベランダで放置するだけだ。

三日後に見てみると、なんと元気イッパイに皆生きていた。三日しか持たないの?って人は長期間どこまで生き残るか実験するか、塩イソメでも作って欲しい。少なくとも僕はそれ以上やる勇気はない。ブクブク等の環境無しで長期保管できた人は是非教えてもらえると有り難い。

ちなみに、「5月版」と書いたのは、埼玉南部の2012年5月後半の気候でしか実証できていないので、そのあたりは調べて適当にやっちゃって欲しい。

城南島のメジナをお手軽小物釣竿で釣る計画

イソメは言った「釣りに行こう」と

先のイソメ達をぼーっと見つめていると、「早く僕を海に投げて」という声が聞こえてきた。僕も男だ、そのあたりの覚悟はできている。

今日は仕事だ、だから仕事後の釣行になる。しかし、でかい竿を会社に持っていくのは少し気が引けるので、なんとかならないものかと考えていると、普段暇つぶしに自宅裏の小川で使っている、安売り小物釣用の小継清流240が目に入った。それはもう柔らかく、実際のところクチボソでも竿が曲がる素敵なのべ竿だ。仕舞寸法は30センチ程度なので、リュックに十分しまうことが出来る。そして、穂先の柔らかさはきっと、餌を咥えた魚に違和感を与えることなく、針がかりさせるであろうことを期待しつつ、竿が折れる可能性には目を瞑った。

というわけで、今回はこの非力な釣竿でどこまで海釣りに耐えられるか実験してみることにした。これが成功すれば常にリュックやトランクにこの竿を忍ばせて、仕事後であろうがいつでも気が向いたときに行けることになる。これはワクワクする。

今回の釣りはこんなん

場所と時間

城南島海浜公園 仕事後夜間ちょっとだけ

釣り方

気のみ気のままちょっとそこまでぶらりアフターファイブタックル
どっかの釣り具やで買った数百円ののべ竿(小継清流240)
仕掛け
天井糸:安売り300m巻ナイロン3号
ハリス:ナイロン1号透明にガン玉小さいの1個
針:軸が短くて太目のグレ針黒(サイズは忘れた)
青イソメ

再度城南島で色々釣ってみた

城南島に到着

仕事も終わり、早速城南島へ向かった。実は、今回も友人を誘ってきた。非力な竿が折れたらやることがなくなり、一人だと悲しくなるだけだからだ。

今日の城南島は、相変わらずべとべとしている。そして人が少なく、いるのは大量の蚊とハサミムシとフナ虫だけ。海は船が通らない限り凪に近い状態だ。これはいける!ってなった。ちなみにのべ竿の場合、仕掛けを仕舞寸法分の天井糸だけ残して、くるくる巻いて持ち手のところにくっつけておけるので、すぐに釣りができ、とても素敵な収納・携帯力となっている。

いざ実釣

早速一斉に釣りを開始すると、まずは友人にアタリがあった。それも僕以外の二人同時にヒット。なんとも羨ましいが、ワクワクして上がってくる魚を待っていると、メジナとメバルだった。

20120522_001
同時に釣れたメジナとメバル

それにしても釣れない。

多分、この竿の長さだと、城南島みたいな全体的に浅い場所でしか通用しないと思う。240の竿に対して少し長めに260の仕掛けを作ったとして、水面から足場までのの高さが、1.5m程度+1m程度の柵からなんとか腕を下に1m伸ばしたとして、竿は水面に届くから、結局仕掛けの長さまるまるの2.6mのタナまでしか探れない。他の場所で足場がもっと高い場所はかなりある。というかほとんどがそうだ。とか色んなことを考えながら釣りをしていると、突然竿がぐにゃってなった。

この時、夜の代名詞であるケミホタルを友人にあげてしまったので、聞いたりするしかない脈釣り状態だった。竿も柔らかすぎるので、聞いたところで結局食い込むまであまりよくわからない始末。とかなんとかアタフタしていると乗った。

竿がすごい曲がる。結構まずいことになりそうな気がする。しかも、このタックルだと糸を送れないことに、ここにきて気が付いた。ヒザでドラグ代わりにしようにも、柵があって脇の下が激突して痛いだけだった。

ひとまず浮かせるべく、本来やってはいけないが、竿を寝かしたりして色々してなんとか浮かせることが出来た。

そして、浮いてきたのはメジナだった。しかも小物だ。

木端メジナをマグロとも思わせる竿の非力さに心から全力で感動した。しかも、この状況でタモが無く、海は僕にどうしろというのかさっぱりわからなかった。で、結局何も考えず普通に上げたところ、別に竿が折れることも何もなく抜くことができた。

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恐るべし安売り小物竿。15センチのメジナでここまでエキサイトする底力。これからはこの竿と共に日常を過ごせること間違いなしだ。

折れたら安いから買えば良いし。

でも折らないように大事に使っていこうと心に誓って今日は納竿。