初心者が内房南部で潜るついでにシロギス釣ってみた

20110727

つい先日、海に潜ったり礒遊びをしてきた。その際、簡単な仕掛けでお手軽な投げ釣りをしたので釣果を報告する。

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今回の釣りはこんなん

場所と時間

内房南部 12:00~14:00くらいまで

釣り方

即席チョイ投げセット

竿
自宅にあった適当な投げ竿 長さは360 幅は忘れた
リール:2500番のおもちゃみたいなやつ
仕掛け
道糸:安売り300m巻ナイロン3号 200mもあれば十分
錘:中通し錘4号
サルカン:タル型サルカン※サルカンと錘の間にゴム管を入れる
ハリス:3号ナイロンを軸に適当に作って1号ナイロンエダスを2つくっつけた※面倒だったので針は上と下に2個
針:流線ケン付7号
青イソメ

房総半島で釣ったり潜ったりしてみた

内房南部に到着

今回用意したのは、木炭とかアミとか竿とか仕掛けとか、調理器具から釣りの道具まで全てミニサイズのものばかり。素潜りも釣りも現地食いバーベキューも全部中途半端に楽しむ作戦だ。

当日は夜10時ごろに出発し、途中、参加者数名を拾って、途中ラーメン屋によったりワイワイと現地へ向かった。そして高速で走ること1時間半程で内房へ到着。ちなみに、この時間に目的地まで行ってしまうと深夜営業の釣り餌屋が完全に無くなってしまう為、今回は目的地手前で高速を降りて餌屋に寄った。そこでは、海への年貢として青イソメ1杯を購入した。目的地まであと少し。ワクワクが止まらない。

今回の海遊び計画に舞い上がって、自宅を夜10時に出発したことが功を奏しどの道も非常に空いていた。そして見事な程スムーズに目的地に着いてしまい、なんと時刻はまだ午前0時過ぎだ。

なんと、やることが無くなってしまった。辺りは暗すぎて海も山も空も黒で何も見えない。周囲の開いている店といったら、車で10分程戻ったところにコンビニが1軒あるだけ。当然コンビニに用事は全くない。

いざ実釣 -夜編-

というわけで、選択の余地等微塵も無く、釣りをすることになった。先ほど購入したばかりのフレッシュな青イソメを簡易投げ仕掛けにセットし、いったれいったれ!とひとまず海へ投げてみた。

結論から言うと、ネンブツダイしか釣れなかった。それも、入れ食いだ。

ネンブツダイとは、釣り人からは「キンギョ」と呼ばれる、赤い海のハイエナだ。ハイエナがどんなものかと聞かれると実はよく知らないのだが、とにかくキンギョは何でも食べる。誰よりも早く食べる。そして、どう考えても体の3分の1は口なんじゃないかという程、無駄に口が大きい。それが、海で1匹見つかれば、近くに数百匹~数千匹はいるのだ。

実は以前、興味本位で「キンギョ」を食べてみたことがあるのだが、ウロコまで固くて大きい上に、耳石という武器により歯が折られそうになったことがある。しかも、体が小さいので当然だが、身が少なく、美味いかと聞かれたらそこまで美味くない。更には、全然不味くないのがなんとも許し難いところだった。

こんなヤンチャすぎるキンギョについて、帰ってから念のため調べてみたところ、から揚げにすると美味いとのこと。更に練り物なんかにも使われるらしい。調理加工後の選択が渋い。やるなキンギョ。今度、キンギョ大量捕獲計画でも立てようかと考えてしまった。

素潜り休憩

こんなキンギョの話はもうよいだろう。とにかく、こんな状況だったので夜の釣りは終了にした。

なんだかんだで、段々日も高くなってきたので素潜りをすることにした。シュノーケルをつけて、レッツリアル海底2万マイル!である。実際は数メートルなのだが、そんな気分で意気揚々と潜ることにした。

低めの礒から出発して、ところどころで底まで潜ると、ゼリービーンズのようなウミウシが沢山見られた。まるで宝石の様だ。そして、アイゴは何故か人に近づいてくる。当然だがここは人類が普段生活していない水中だ。こちらは必至で逃げようとするが、アイゴの方が楽しそうにハイスピードで近づいてくる。拷問かと思った。

とかなんとかキャッキャやっていたら、雨が降ってきてしまったので、少し潜り足りないが終了。ちなみに、日中寝ているメバルを指で突っついても中々起きないことは、今回の大きな収穫となった。次回は海中で割り箸ロッドのフカセ釣りでもやってみようかと模索中である。

いざ実釣 -昼編-

さて、素潜り休憩とは言ったものの、癒されるのは心だけで体力は尋常ではない程奪われるので、車で寝たりと自由時間になった。僕はこの自由時間をどう過ごすかというと、当然釣りをする。夜釣れなかった分を取り戻したい気持ちでいっぱいだったので、その気持ちを乗せて早速青イソメを海へ投げた。

ちなみに、この場所の底は砂なので、ズルズルとゆっくり巻いてきて竿に抵抗があれば、「抵抗があるところ」=「海底の変化があるところ」=「溝や窪みや窪み周囲のカケ上がり」=「魚の通り道だったらいいね」という方程式を立て、一旦そこで巻くのをやめて1分程待つ。アタリが無ければ、また同じことを繰り返し、手元に仕掛けが戻ってきたら、また投げる。これで釣れる。はずだ。きっと。多分。

この作戦が見事にはまり、シロギスという魚が釣れた。魚と言うよりは天ぷらと言った方が早いかもしれない程、釣りでは定番の食材だ。ちなみに、素揚げや焼きや干物もうまいらしい。

釣れたシロギス

現地食いしてみた

昼間の釣りで釣れたシロギスがとにかく美味かった。皆絶賛だった。何がうまいって、味付けに使ったラーメン粉末スープが美味かった。多分これだけでも良かった。

シロギスなら現地食いに最適だと思う。恐らく子連れでも簡単に釣れるからだ。休日のパパには是非行ってみてほしい。勿論一人ではなく。