最近、通信環境をソフトバンクのiPhone1台から、通話用ガラケー+データ通信用iPhoneの2台持ちにした。
全体の通信回線料金はこれまでに比べてものすごく抑えることができ、使用感も僕としては満足といったところなので、今後よっぽどのことがない限りこのままの環境でいこうと考えている。
参考:【格安SIM・MVNO】ソフトバンクのiPhone(ホワイトプラン)から格安SIM(アイフォン)+ガラケー通話し放題2台持ちにしてみた結果
ホワイトプランからスマ放題に切り替えてみた
で、今回の環境に切り替える際、安い通話専用携帯を用意する為に行った作業として、SoftbankのiPhoneホワイトプランからガラケーのスマ放題(通話し放題)に変更したので、具体的にどんな内容であったかをまとめていく。
ちなみに各種情報は記事作成時点のもの。それと料金は消費税を考えずに記載。また、契約時キャンペーンの割引はタイミングによるものがあるので考えない(あったとして5000円以上値引きされる人はほとんどいないと思う)。
具体的に料金の差はどうなったの?
iphoneホワイトプランの頃の全体料金
料金内訳
- 基本プラン(基本料金):ホワイトプラン下記①か②のいずれか
- ①934円/月 2年縛り時 2年に1度の更新月以外の解約は9,500円の違約金
- ②1,867円/月 縛り無し 違約金無し
- 通話料金:下記①②③④の通話に応じて発生
- ①無料 1時~21時でソフトバンクが相手の通話
- ②無料 ソフトバンク「ホワイト家族24(家族間)」内回線が相手の通話
- ②20円/30秒 21時~1時でのソフトバンクが相手の通話
- ③20円/30秒 上記①②以外の通話
- SMS送受信料金:下記①②③の送受信に応じて発生
- ①無料 他社・ソフトバンク問わずSMS受信
- ②無料 ソフトバンク相手のSMS送信
- ③3円/1通 他社相手のSMS送信 他社対象事業者:NTTドコモ/KDDI/沖縄セルラー/ワイモバイル
- オプション:ウェブ使用料(iphone・4Gスマートフォンの場合必須なので節約不可)
- 300円/月
- オプション:パケット定額サービス下記①か②のいずれか(iphone・4Gスマートフォンの場合必須なので節約不可)
- ①5,700円/月 パケットし放題フラットfor 4G LTE データ通信容量7GB以降は速度制限
- ②2,000~6,200円/月※1 パケットし放題for 4G データ通信容量7GB以降は速度制限
- ※1 5MBまで2,000円~15.5MBまで従量課金で上限6,200円
- オプション:あんしん保証パック(i)(iPhoneであれば入っている可能性が結構高いので含めた)
- 500円/月
合計金額パターン
- 他社通話・21時~1時のホワイト家族以外のソフトバンク回線への通話・他社へのSMS送信を行わずデータ通信をしない場合の最安料金
- 1-①+2-①+2-②+3-①+3-②+4+5-②+6 = 3,734円
- 他社通話・21時~1時のホワイト家族以外のソフトバンク回線への通話・他社へのSMS送信を行わずデータ通信し放題にした場合の最安料金
- 1-①+2-①+2-②+3-①+3-②+4+5-①+6 = 7,434円
恐らくスマホやiPhoneを持っている時点で外でソフトバンクなどの大手回線を使ってモバイル通信を行うのが一般的である為、最低でも後者の料金になる人が多いはず。
ガラケースマ放題(ケータイ)にしてからの全体料金
料金内訳
- 基本プラン(基本料金):スマ放題(ケータイ)※通話し放題
- ①2,200円/月 2年縛り時 2年に1度の更新月(2か月間)以外の解約は9,500円の違約金
- ②3,700円/月 縛り無し 違約金無し
- 通話料金:下記①②③④の通話に応じて発生
- ①無料 090・080・070・050・一般固定電話への通話
- ②各発信先に準じる 無料対象外の発信先・またはソフトバンク指定の無料対象外電話番号※随時更新
- SMS送受信料金:下記①②③の送受信に応じて発生
- ①無料 他社・ソフトバンク問わずSMS受信
- ②無料 ソフトバンク相手のSMS送信
- ③3円/1通 他社相手のSMS送信 他社対象事業者:NTTドコモ/KDDI/沖縄セルラー/ワイモバイル
合計金額パターン
- 上記1-①通話のみ行い、他社へのSMS送信を行わなかった場合の最安料金
- 1-①+2-①+3-①+3-② = 2,200円
大多数の通常の通話先は恐らく普通の携帯電話、「無料対象外電話番号」意外への固定電話等になると想定されるので、ほぼ毎月2,200円+ユニバーサル料3円前後で維持できるはずだ。
初期費用と相殺期間について
僕のように格安SIM(MVNO)によるデータ通信用iPhone+通話専用ガラケーの2台持ちにした場合の料金と初期費用について、また初期費用の相殺等についてまとめる。
初期費用まとめ
データ通信環境初期費用
データ通信用SIM Docomo系MVNOSIMカード本体:3,240円 iPhone端末 Docomoの中古iPhone5S 32GB:20,800円
合計:24,040円
音声通信環境初期費用
契約変更手数料 Softbankガラケー用SIMカード発行手数料:3,000円 iPhone端末 Softbankの中古ガラケー:3,270円
合計:6,270円
初期費用合計:30,310円
通信環境変更に伴う月額料金の差額による初期費用相殺期間
従来の通信環境(SoftbankiPhone1台持ち)の料金 前述の最も多いパターンと思われる 7,434円/月 を採用。 変更後の通信環境(格安SIMiPhone+通話し放題ガラケー)の料金 データ通信SIM(データ通信使い放題):1,680円/月
スマ放題ケータイ(通話し放題):2,200円/月
7,434円(従来) – 3,880円(現在) = 3,554円(差額)
30,310円(初期費用) ÷ 3,554円(差額) = 約8.5か月
現在の環境を8.5か月使用すれば相殺できる計算となった。
で、人によってこれは遅いと感じる人も多いかと思うが、迷っている人は是非自分の環境で計算してみてほしい。何故ならば実際に僕のiPhoneの月額は上記計算に通話料やオプションも合わせると、平均9,400円/月はかかっていた。予測はつくかと思うが、そこから実際に現在の環境の金額を引くと差額5,520円/月もの差額になり、実際にはたったの5か月半で相殺できてしまうことがわかる
端末の選び方
前ページまでの計算を読んでいて、なぜDocomo系の中古iPhoneを買ったか等疑問に思うかもしれないが、以下のような理由で自動的に選択することになったので説明。
データ通信用端末の選び方
データ通信用のSIMはSoftbank系のMVNO事業社は無い(Yahooモバイルは別)ので、僕はDocomo系MVNOの格安SIMを選択した。するとDocomoのiPhoneがSIMロック解除無しで使えるので自動的にDocomoの中古iPhoneを選択することになった。
ちなみに6だか6S以降であればSIMロック解除ができるがキャリア等によって購入者しかできない場合やロック解除自体やってくれなかったりその他諸々の壁があり調査が必要で面倒くさかったのでやめた。※色々調べたが忘れた
ただ、SIMフリー端末であれば特に気にすることはないので、4万円台中盤でAppleから購入できるiPhoneSE(SIMフリー版)という選択肢はかなり有りだと思う。
Softbankの頃の端末がiPhone5S16GBであったので5S以降であれば何でも良かったが、結局新iPhoneは値段の安価なDocomoの中古iPhone5S32GBとした。
音声通信端末の選び方
スマ放題(ケータイ)を契約する為にはSoftbankのガラケーかSIMフリーの携帯電話でないといけない。ここではSoftbankのガラケー(SIM対応機種)を中古で買ってきた。SIMフリー端末のごにょごにょ裏技もあるようだが知識が浅い為ここでは触れないこととする。
スマ放題に変更した際の不安や疑問に対する結果
僕が今回色々と不安に思っていた点について結果的に答えが出たので、せっかくなので拡散。
間違えてガラケーでデータ通信しちゃったらパケ死しちゃうんじゃないの・・?
実は今回上記通話環境+データ通信環境を用意するにあたって、僕も非常に疑問に思っていた部分がここである。
大手キャリアの料金搾取形態を物凄く信用していないので、どうせ間違えてガラケーでデータ通信してしまったら莫大なデータ通信料金が発生するのではないか・・という部分。
結論から言うと大丈夫だった。
WEB使用料を外してしまえばOK
WEB使用料300円のオプションが存在し、これに入っていないとデータ通信が行えないようになっている。ちなみにEメールも同様だ。その為、誤って通信してしまうことはないとのことだ。これは数日前にソフトバンクのコールセンターで確認済みでもある。
Y!ボタンを押してYahoo!のトップページが表示された場合データ通信料が発生するのかどうか。
これは実際にガラケーを見ると気になる部分だが、ソフトバンクのガラケーには「Y!」ボタンがあり、これを押すことでYahoo!のトップページが表示される仕組みになっている。さて、その場合のデータ通信料はどうなるのかコールセンターに問い合わせてみた。
返ってきた答えは、「データ通信料は発生しない。」とのこと。
但し大きな注意点があり、Y!ボタンを押したりブラウザを起動するとWEB使用契約を促すメッセージ出てくるので、よく読まないでOKだか同意ボタンを押してしまわないように注意しよう。この辺りは罠のようなものなので、絶対に押さないようにするかY!ボタンの設定をブラウザ起動以外にするなど回避策を考えよう。
ホワイトプランからスマ放題に切り替えた場合の違約金は?
これは事前にQAFでも確認しておいたが、Softbankショップの店員によって認識が全く別であったので、事前に以下資料を持参し注意事項などに該当しなければ「これで違約金はかかりませんね?」と確約をとった上で切り替えると良い。できれば契約の際はボイスレコーダーで録音しておくと尚良いと思う。
資料:[スマ放題/スマ放題ライト]「ホワイトプラン」から変更する場合、違約金はかかりますか?
ホワイトプランからスマ放題に切り替えた場合に更新月はリセットされるのか
こちらも上記資料「ご参考」部分に記載されているが、「専用2年契約」にすれば基本的に引き継がれる。僕は実際に引き継がれた。で、この場合も同じように店員によって認識されていないケースがあることも事実なので、資料を持参し確認することをおススメする。
資料:[スマ放題/スマ放題ライト]「ホワイトプラン」から変更する場合、違約金はかかりますか?
まとめ
僕にとっては現在の環境が非常に良いサービスだ。
まず2台持ちにすることで、ガラケーはバッテリーを通話専用として使うことが出来、スマホのバッテリーはデータ通信専用として使える為スマホの電池が死んだとしても緊急時の電話を待ち受けることもできるしかけることもできる。
また、スマホを使いながら通話することもできるので何かと便利である。
料金などの計算に関しては、端末分割払いが終わっていないとキャンペーンが外される等、人によって全く異なるはずなので、当記事は参考程度に自分のプランで計算しなおしてみてほしい。
全く節約できなかったり、逆にものすごく大幅に節約できる可能性もあったりなかったりするはずだ。